マナー違反

最近、カジュアルディナーショーのレポ巡りをしているのですが、まずは、これを読んでください。




 公演日:2007/09/15(土)
 会場:広尾ラ・クロシェット
 開場/開演:12:30/13:00
 出演者:吉澤ひとみ/アヤカ
 枚数:1枚
 座席番号:○○番



 このディナーショーが最悪だった最大の理由は、
私の真ん前の席にマナーの悪い女性客がいたことである。

 ディナーショーが始まると、私の真ん前にいるこの女性客が、まるでコンサート会場にいるかの如く動き始めたのだ。
 頭より高い位置で手を振ったり、激しくロミオ(手を後から前へ振りかざす行為)をやったり、頭上で手拍子を打ったり、頭を左右に振ったり、とにかくガチャガチャと動きまくる。

 そんなことをやっている客は、私が見える範囲の席では彼女1人だけである。他の客は全員、落ち着いてショーを鑑賞している。私を含め拍手をしている客は沢山いるが、私の目の前の女性客を除けば皆、後方の席からは手が見えない高さで拍手をしている。(手拍子をすることで、後方の客の視界を妨げていない)

 ディナーショーでは、それが当然である。少なくとも、過去5回のディナーショーでは全てそうだった。
 コンサート会場では、ステージ上のハロメンが自分の頭上で手拍子をして観客に手拍子を促すと、客も同じように自分の頭上で手拍子を行うことが多い。しかしディナーショーでは、ハロメンが同様の動きで手拍子を促しても、観客は自分の頭上に手を挙げたりせず、自分の顔より低い位置で手拍子を打つ。

 何故か?
 その理由は、そこがコンサートではなくディナーショーの席だからである。
 ディナーショーだから、ハロメンはコンサート会場で見せるような派手なダンスやパフォーマンスはしない。観ている客としても、派手な応援の仕方はせず、言うなればお行儀良く鑑賞するというスタイルを取る。

 また、ディナーショーの会場は、床に全く勾配や段差がない。このため、何もしていない状態でも、前の席の人の頭部が、自分の視界のかなりの部分を遮っている。
 この状態で、コンサート会場のような応援の仕方をしたら、後の席の客の視界を更に大きく遮ることになってしまう。特にラ・クロシェットでは、ショー鑑賞時の席同士の間隔が狭いため、尚更である。

 そういった状況下で、私の目の前の席の客は、頭より高い位置で手を振ったり、頭より高い位置で激しくロミオをやったり、頭上で手拍子を打ったりしたのだ。
 もう、ステージ上のアヤカとヨッスィーの姿が見辛いったらありゃしない。
 これは明らかに、前方の席の客による視野妨害である。

 わざわざ1万4千円も払ってディナーショーに来たのは、
「ディナーショーだったら暴れる客がいないので、落ち着いてじっくりと鑑賞できる」
と思ったからである。
 コンサート会場なら、暴れる客がいたとしても、ある程度は仕方がない(いないに越したことはないのだが)と覚悟している。
 しかし、ディナーショーの席で暴れる客がいるとは思わないだろう、常識から考えて。

 「ハロプロファンに於いては希少な女性客だから」と思って我慢に我慢を重ねていたが、流石の私にも限界が来た。
「今度やったら、注意しよう」
と心に決めていたとき、最悪の状況に追い討ちをかけるような事態が起こった。
 なんとアヤカがMCの際、
「皆さん、席でもっと体を動かしてもいいんですよ」
と観客を煽る発言をしたのだ。
 ヨッスィーは
「回られたりしたら困るけど」
といった趣旨の発言を繋げたが、これも受け取り様によっては
「マワリ以外のヲタ芸は打っても良い」
とも取れてしまう。

 このディナーショーは、ヲタ芸OKなのか?
 座席に高低差がなく、しかもこんなに席同士が接近した状態で、目の前でロマンスなんかチャカチャカ打たれたらどうなる? 鬱陶しいなんてもんじゃ済まないだろう。
 そんなディナーショー、世間一般の常識では、ディナーショーとは呼べない。
 誤解を招かないために、「食事付きミニコンサート」と称してもらいたい。

 当然ながら、アヤカやヨッスィーからは、ヲタ行為を行っている女性客の姿はハッキリと見えている。
 アヤカやヨッスィーは、それを咎めるどころか、推奨するような発言をしたのだ。アヤカは、
ヲタ芸をすることで、ステージを見てくれないのは嫌だ」
といった発言もしたが、ヲタ芸によって後ろの客の迷惑を被ることを配慮した言葉は全くなかった。

 もう、本当にガッカリした。
 ディナーショーの席も、コンサート会場同様、暴れたモン勝ちですか?

 苦情は伝えた!

 ショーが終わると、私はアンケート用紙に苦情を書いた。
 アンケートを書き終わり、ポラ撮影&握手の列に並んでいる待ち時間を過ごしている間に、私は「この機会を使って、アヤカやヨッスィーに直接苦情を言おう」と決心するに至った。
 問題は、時間である。苦情の文言を考えたら、それなりの長さになった。ポラ撮影&握手で一人に与えられる時間をオーバーしてしまう危険性がある。苦情を言っている最中に、タイムアップで追い出されてしまっては無念すぎるし、強引に居座って後の客に迷惑をかけるのも許されない。

 自分に与えられた時間の範囲内で、苦情を確実に伝える方法は、ただ一つ。
 ポラ撮影をパスして、いきなり話し始めれば、ポラ撮影に要する数秒間を話す時間に回すことが出来る。と言うよりも、これ以外に方法がない。
 たかが数秒、されど数秒である。

 私の番になり、暗幕をくぐると、私は間髪入れずにカメラマンに
「写真は要りません」
と告げ、彼に背を向けた。
 ヨッスィーとアヤカの姿を確認すると、
「写真は要らないので、二人一緒に話だけ聞いて下さい」
と告げた。ここで、すぐ傍らにいたスタッフが、
「握手を…」
と促したが、私は応じず、
「話だけ聞いて下さい。今回…」
と話し始めた。
 私の意志に気付いたらしく、何となく私の正面に立つ格好になったヨッスィーが、真剣な表情で私の顔を見た。距離が近く、もう私の視界全部がヨッスィーの顔だ。
「私の真ん前の席の客が激しく動き回るので、それが邪魔になってステージがよく見えませんでした」
 そう告げたとき、ヨッスィーの表情がにわかに曇り、言葉には出さないものの
「あっちゃー、あ〜、そーだったのかー」
といった顔付きになった。それを見た瞬間、私は、ヨッスィーが「この人、あの辺りに座っていた人なんだ」と察したことを確信した。
「落ち着いてジックリ見たいからディナーショーに来ている客がいるということも、ご一考ください」
 噛まずに、ちゃんと言い終えた。私は軽く一礼すると直ちに踵を返し、預けておいた荷物を受け取って出口へ向かった。

 その時、背後から、アヤカが
「すみませんでした〜」
と言う声が聞こえてきた。
 あ、アヤカにもちゃんと聞こえていたんだと、私はホッとした。
 振り返ろうという気にはならなかった。もう次の客が入って来るタイミングだったということもあるけれど、後ろ髪を引かれる思いがしなかったのだ。

 かくして、私にとって最悪のディナーショーは終わった。
 いつもは風に晒しているポラ写真は、今の我が手にはない。
 それでも、所定の時間内(自己脳内測定)にキッチリと直接苦情を伝えることが出来たので、そのことに対する満足感はあった。

 満足感と言えば、ヨッスィーとアヤカのユニゾンは綺麗で、とても良かった。
 出来ればもう一度、ディナーショーで聴きたいところだ。
 ただし、それは「ディナーショーではヲタ芸禁止」となった場合の話。
 今後、ハロプロメンバーによる、広尾ラ・クロシェットのディナーショーは、どういった方向性へ向かうのだろうか?
 それを確認するため、あと1回は参席したいと思っている。






これを読んだ時に、7月のなちけめCDSを思い出しました。

私は大丈夫だったんですが、一緒に参加していた知り合いが、これと同じく自分の前にいたヲタのせいで嫌な思いをしたんです。

昔から、ハローの現場はマナーが悪い。ってよく言われてますが、未だに改善されないですね。




ステージに立つ側は一生懸命変ろうとしているのに、ヲタはいつまで経ってもヲタのまま・・。



会場にいるすべての人が楽しめるような空気を作るにはどうしたらよいかを、みんなで考えてみませんか??


一人だけが笑顔でいるよりも、みんなが笑顔でいてくれるほうが、きっとメンバーも嬉しいはずだから。